300px Planet GJ 1214 b 地球に似た惑星!GJ 1214 b
地球に住んでいる我々が宇宙について思いを巡らせる時、誰しもが地球の様な星はあるのだろうかと考えるだろう。

そんな地球と同じような構造を持っていると考えられている星が
GJ 1214 bである。

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GJ 1214 bは恒星である GJ 1214 を回る軌道上に発見された太陽系外惑星で、
地球からはへびつかい座の方向へ40光年の位置に存在している。

スーパーアース(地球よりも巨大な星であるが、主成分が岩石であったりと構造が地球に酷似している惑星)に分類さている。
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このGJ 1214 bは地球に似ている惑星であるが、その環境は地球とは少し違っている。

・大きさは地球の2.7倍
・温度は摂氏120~282℃

温度に関しては、現在発見されているどの太陽系外惑星よりも低いものと見られているが、生物の存在可能性を考えると温度が高すぎるのではないかと考えられている。

2010年にこの星に大気が存在している事が観測され、後の詳細な観測によって、
星を覆っているのは水素の大気か、あるいは高温高圧の水蒸気の大気であると示された。

日本の科学者たちは現在この星には多くの水が存在しているのではないかと予想している。
すばる望遠鏡を使い撮影した画像を解析した結果、水蒸気と見られる痕跡が発見されたからだ。

これにより星の大半を水が占めているという珍しい星である可能性が高くなった。

ちなみに太陽系には
・岩石でできた惑星(地球)
・ガスでできた惑星(木製)
・氷でできた惑星(天王星)
の星々が存在するが水が主成分の惑星は存在していない。

これだけ温度の高い星でも水が存在しているということは、
そのの地球の2.7倍の大きさによる高い気圧によって(圧力で水の凝固点は変わる)、
物凄い熱い氷や灼熱の海というものが存在している可能性が高い。

もしも水が存在しているとすればGJ 1214 bは地球に極めて近い環境である可能性がある。

また、太陽系においてGJ 1214 bのような水が主成分の惑星が存在していない理由の解明や、生物存在の可能性も解明されていくだろう。