アメリカテキサス州で火の玉が目撃され話題になっている。
Nature Worldnewsによると、この空を横切る火の玉をテキサス州各地の多くの人が同時に目撃し、American Meteor Societyという専門機関に対して報告や問い合わせが相次いでいるという。
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この物体はテキサス州北部から南西部にかけての広大な範囲で目撃され、赤やオレンジや黄色の光を発しながら空を駆けて行った。
目撃者によると、
「金星の10倍近くのサイズ(見かけ上のサイズ)で光り、50年間の人生で初めての経験だった」
と語っている。
この火の玉の正体は「火球」と思われる。
火球の定義は「どの惑星よりも明るい流星」である。
わかりやすい説明をすれば、
隕石と流れ星の中間のような位置づけである(明るさという意味で)。
また火球に中には時として空中で爆発を起こしたり、轟音を伴うことがある。
地球の大気圏には毎日何千という彗星や小惑星(塵のような大きさ)が入り込んでいるが、そのほとんどはすぐに燃え尽きてしまうために地上付近まで到達することは無い。
しかし、ごくまれにサイズの大きいものである場合に、燃え尽きることなく地上に到達した場合が隕石であり、地上付近で燃え尽きた場合が火球である。
専門家によると、今回の火球の光の色が複数の異なった色に見えた理由として、火球を構成する成分の違いが関係しているという。
隕石などは外側と内側で構成成分が異なっていることが多く、大気圏内の抵抗によって火球が分裂した際に、それぞれの破片がナトリウム、ニッケル、イリジウムなどの単体の物質が高い割合を占める破片となり、結果的に独特の光を発生させたと考えられている。
[…] 火球の定義は「どの惑星よりも明るい流星」という事で、こちらのブログでも 詳しく紹介されていました。 […]