幻のヘビと呼ばれている
シロマダラが発見されたのだ。
その詳細は、
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シロマダラが見つかった経緯が山形新聞に掲載されている。
酒田市草津の山間で、環境省猛禽(もうきん)類保護センター自然保護専門員の長船裕紀さん(28)が、報告例が少なく一部地域で“幻のヘビ”と呼ばれる「シロマダラ」を発見した。県のレッドデータブックでは「DD(情報不足)」に指定されている。
発見されたシロマダラは体長51センチほど。4日午後8時50分ごろ、同センター近くを車で走行中、路上にいるのを見つけたという。長船さんは「道にヘビがいるのは珍しくないので一度通り過ぎたが、気になって引き返したら『当たり』だった」と話す。
シロマダラは日本固有種で、灰褐色に黒い横じま模様が入る。毒はない。国内に広く生息するとされるが、夜行性で人目に触れにくい。長船さんは「希少かもしれないし、見る機会が少ないだけかもしれない。この発見で報告例が増えるなら、それもうれしい」と話していた。
このシロマダラとはは日本固有種で、本州を含め日本各地に生息している。
東北から北海道などの地域では発見例が少ないため幻のヘビといわれている。
夜行性であり、人間と活動時間がずれていることも発見が少ない理由の1つとも言われている。
体色は白いわけではなく、体長は最大で70cm近くまで育つ。
大型のヘビではないため、時としてウシガエルなどの自身よりも大型の動物に捕食されてしまう事もある。
記事中にあるレッドデータブックとは、1966年に国際自然保護連合が制作したリストである。
Wikipediaより
- 絶滅(Extinct, EX) – 日本では既に絶滅したと考えられる種
- 野生絶滅(Extinct in the Wild, EW) – 飼育・栽培下でのみ存続している種
- 絶滅危惧(Threatened)
- 絶滅危惧I類(CR+EN) – 絶滅の危機に瀕している種
- 絶滅危惧IA類(Critically Endangered, CR) – ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの
- 絶滅危惧IB類(Endangered, EN) – IA類ほどではないが、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いもの
- 絶滅危惧II類(Vulnerable, VU) – 絶滅の危険が増大している種
- 準絶滅危惧(Near Threatened, NT) – 存続基盤が脆弱な種
- 情報不足(Data Deficient, DD) – 評価するだけの情報が不足している種
このように分類されている。
シロマダラはこの中でも情報不足にカテゴライズされていて、
発見例が少ないことによって情報が少ないのか、
それとも純粋に個体数が少ないのかはまだわかっていない。