300px Astronomers Image Lowest mass Exoplanet Around a Sun like Star 日本のすばる望遠鏡がピンク色の星、GJ 504bを観測
ハワイのマウナケア山にある
すばる望遠鏡が興味深いものを観測した。

それはピンク色太陽系外惑星GJ 504b

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このGJ 504bは、
すばる望遠鏡によって直接観測することに成功した惑星である。

多くの惑星は恒星の周りを回っているだけでなく、
・大きさも恒星に比べ小さいこと、
・自ら光を発しているわけではないこと
などの理由により直接観測することは難しかった。

惑星を観測する時は恒星に写る影や痕跡などからその存在を予測することが多く、
今回のように惑星そのものが直接観測されることは稀で、
これまでに5~6個しか例がないという。

太陽系外惑星とは太陽系の外側にある惑星である。

今回観測されたGJ 504bでわかっていることは、

・木製型惑星(巨大なガス惑星)
・公転軌道は太陽から海王星までの距離のさらに1.5倍ほど
・公転周期(主星の周りを1周するのにかかる時間)は100年
・温度は摂氏237℃
・大気中の雲が比較的少ない
・近くで見たとしたらピンク色
800px Astronomers Image Lowest mass Exoplanet Around a Sun like Star 日本のすばる望遠鏡がピンク色の星、GJ 504bを観測

主星(恒星)との距離が遠すぎること、
そのような場所では星が形成されないと考えられている事から、

何らかの影響で本来の公転軌道の外にはじき出されたのではないかという説もある。

・他の惑星との衝突によりはじき出されたとする説
・自身の重力に何らかの変化があったとする説

イギリス プリンストン大学のアダム・バロウズ氏は
「今後開発される望遠鏡を使えば惑星が発する微弱な光を正確に観測できるようになる」
と語っている。

数年以内にGJ 504bのさらなる詳細も判明し、
他の系外惑星も多く発見されるだろう。