宇宙に存在するとされている恐怖の天体ブラックホール。
国立天文台の発表によると、地球からはるか遠く離れた場所には2つのブラックホールが互いに接近している場所が存在し、今から500年後にそれらのブラックホールが1つになってしまうという。
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500年という数字は人間の感覚では途方も無く長い年月であるが、天文学の世界では500年はほんの一瞬ですらないほどの時間なのだ。
また500年後という数字にもカラクリが存在する。
2億8000何光年先の光景は今から2億8000万年前に起きた出来事である。すなわち国立天文台が発表した500年後というのは現在から約2億7999万年前ということになる。
既に2つのブラックホールは1つになっている可能性が高いのだ。
1つの巨大ブラックホールが誕生していた場合、一体どのようなことが起きるのかは想像もつかない。重力が変化することで周辺の星々のバランスが崩れてしまうのか、それとも銀河系そのものが形を変えてしまうのか。
地球の近くの出来事でないことが幸運であることは確かかもしれない。