624px HST 3C66B J8O813010 500x479 双子のブラックホール、既に合体し巨大な存在に!
宇宙に存在するとされている恐怖の天体ブラックホール。

国立天文台の発表によると、地球からはるか遠く離れた場所には2つのブラックホールが互いに接近している場所が存在し、今から500年後にそれらのブラックホールが1つになってしまうという。

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2010年の12月、国立天文台はアンドロメダ座の方角へ2億8000万光年進んだ位置に存在する巨大な銀河「3C 66B」の中心に居座っている2つの巨大ブラックホール(ブラックホール連星)を発見し、同時に500年後の未来に2つのブラックホールが衝突して1つになる可能性が高いことを発表した。
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500年という数字は人間の感覚では途方も無く長い年月であるが、天文学の世界では500年はほんの一瞬ですらないほどの時間なのだ。

また500年後という数字にもカラクリが存在する。

2億8000何光年先の光景は今から2億8000万年前に起きた出来事である。すなわち国立天文台が発表した500年後というのは現在から約2億7999万年前ということになる。

既に2つのブラックホールは1つになっている可能性が高いのだ
binaryblackhole 495x500 双子のブラックホール、既に合体し巨大な存在に!
1つの巨大ブラックホールが誕生していた場合、一体どのようなことが起きるのかは想像もつかない。重力が変化することで周辺の星々のバランスが崩れてしまうのか、それとも銀河系そのものが形を変えてしまうのか。
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地球の近くの出来事でないことが幸運であることは確かかもしれない。