月と地震の関係など、地震は何かといろいろな現象と関連付けられることが多い。
地球上での気象状況(地震雲)等、地震と何らかの関係があるとされている自然現象は少なくないが、太陽に存在する黒点が地震と何らかの関係を持っている可能性があるという説が存在する。
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黒点は太陽活動の規模によってその数が左右され、黒点の数が増加するにあたって太陽フレアが発生し、その際に地球に降り注ぐ磁気エネルギーはフレアの規模に比例して増加する。
地球に降り注いだ磁気エネルギーはプレートに蓄積され、そのエネルギーに月の引力や気象状況等の影響が絡み合って地震としてエネルギーが放出されるのだという。
1962年のチリ地震、2004年のスマトラ地震、2008年の四川大地震は黒点の減少期や極大に発生している。2011年に関しては極大期ではなかったものの、太陽活動は活発化しており、2月に巨大な太陽フレアが観測された直後にニュージーランドで地震が発生している。
地震のメカニズムはプレートの境界に歪みが溜まっていることや、火山活動等の地球内部の要因とする説が一般的である。その知識を前提にすると、黒点と地震には何ら因果関係が無いように思えるが、逆に因果関係が無いと断定することも出来ないのだ。