土星に大量のダイヤモンドが内蔵されているかもしれない。
CNNの報道によると、太陽系内の土星をはじめとした木星型惑星(木星・土星・天王星・海王星)の中心部にはその膨大な圧力によってダイヤモンドが生成されている可能性があるという。
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以前から天王星と海王星にはダイヤモンドが存在するのではないかとされてきたようだが、今回新たに木星や土星もダイヤモンドが存在するかもしれないと結論づけられた。土星には手のひらサイズのダイヤモンドが1000万トン存在しているらしい。
ダイヤモンドが生成される条件は高い圧力のかかる場所であり、なおかつ温度が高すぎない場所であることが絶対条件である。地球上ではマントルの周辺(地上から120㎞以上地下)の300度前後の場所である。あまりに周辺が高温である場合、グラファイト(石墨)になってしまう。一定以上の圧力の下で、周囲の温度が高ければグラファイトに、低ければダイヤモンドになるという事だ。
今回の場合、惑星の中心部では強大な圧力が存在し、惑星そのものが太陽の光も熱もほとんど届かない場所にある星々であるために、ダイヤモンド生成にうってつけだったのかもしれない。
いずれにせよ、ダイヤモンドが存在するのは星の核周辺で、人間には想像もつかない環境が広がっていると予測されるため、採掘どころか発見ですら現在の科学では不可能だろう。
木星
土星
天王星
海王星
木星と土星は木星型惑星と呼ばれ(サイズによる分類では天王星と海王星も含む)、主成分はガスで、密度は小さく、巨大な星で地球のような固い地表は無い。
中心部に近付くに従い、水素ガスが強大な圧力(この圧力がダイヤモンドを生成しているという説もある)によって液状化している。多くの惑星で土星のような環(わ)を持ち、衛星をたくさん持っている。
天王星と海王星は天王星型惑星とよばれ、主成分はメタンでできた氷で、地球と同じように季節が存在している。
また天王星と海王星では、すでに液体ダイヤモンドが存在すると考えられている。
