地球には身の毛もよだつような昆虫が存在している。
虫の見た目や生態は我々人間にとって鳥肌ものであることは間違いないかもしれないが、少し視点を変えてみると我々人間にも身の毛のよだつ習慣があることに気が付く。
食虫文化である。
これは世界中で見られる習慣であるが、実は地域の文化と密接に関係のある興味深い側面も持っている。
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興味深いことに、人類の歴史を紐解いていけば世界中で虫が食されている(現在のように食の多様性が無かった時代なのである意味当然である)。
タイや中国ではタガメ(カメムシの仲間)を揚げて食べることがあり、セミやゲンゴロウなどを食べる場合もある。
アフリカでは蛾の幼虫を、オーストラリアのアボリジニはミツツボアリという体内に蜜を溜めるアリをおやつ感化で食べる。
アマゾンなどでは昆虫が重要な食糧となっている。
先述したように日本でもイナゴを食べることがあるが、他にもハチノコ(蜂の幼虫)やカワゲラなどの昆虫を佃煮などにして食べる(さすがにそのまま食べることは無いようだ)。
↓カワゲラ
世界中で食される虫の種類は無数に存在し、ある意味で食された歴史の無い虫は存在していないだろう。
これら食虫文化は確かに気持ちが悪いと感じることもあるが、人間の食料として昆虫は重要な存在であったことや、現在の食糧事情(肉や魚介類をおおく消費している点)を考慮した場合、非常に将来性のある食糧源といえるのだ。
もしかしたら昆虫を主食とする時代がやって来るかもしれない。