日本への3波型寒波の襲来が叫ばれる中で、アメリカに1足早くとてつもない寒波が訪れたようだ。
このアメリカ北東部を襲った寒波の影響はとても深刻なもので、寒波に襲われた各地域で記録的な気温が観測されただけでなく、交通機関のマヒといった被害を出している。
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アメリカではニューヨークなどの主要都市でも厳しい冬があることで知られているのだが、今回シカゴ周辺を襲った寒波はそれら冬の寒気をはるかに凌ぐものであった。
この寒気は記録的な低気温をもたらし、各地でマイナス16°を観測しただけでなく(ミネソタ州ではマイナス40°を観測しただけでなく、マイナス50°を超えた地点もある)例年の平均気温を20°近く下回った。この気温はむやみに外出すると命の危険があることから、外出禁止措置をとる自治体も現れている。
どうやらアメリカでこれほどまでの低い気温が観測されたのは20年ぶりのことで、同時に各地で大雪が観測され、それに伴う深刻な被害が出ているという。
周辺の空港では2日間の間に5000を超える航空機の欠航が相次ぎ、高速道路も閉鎖されるなどの各地の交通機関がマヒしてしまい、寒さによって4人が命を落としている。
寒波の原因は北極周辺から流れ込んでいる3波型寒波の影響であるらしいのだが、この寒波は日本にも襲来する可能性が高く、アメリカほどの被害が出るのかどうか現時点では未知数である。
東京などにもこのレベルの寒気が来る可能性は0ではないため、気象予報には常に耳を傾けるようにしよう。
南極が最低気温を更新したりエジプトで雪が降るなど近頃は低温化が進んでいるのだろうか。
