10月24日、ワシントンの象徴であるホワイトハウスがピンク色に染まった。
これはジョークのようなイベントではなく、乳癌の世界規模の啓発キャンペーンであるピンクリボン(Pink ribbon)という活動の一環である
「ピンクリボンデー」にあやかったものだ。
このキャンペーンはアメリカだけでなく、世界中で行われている。
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ピンクリボン発祥の地はアメリカで、1991年に行われたキャンペーンでピンク色のリボンが配られたことからこの名称が付いたとされている。また10月は「早期乳癌発見月間」とされ、世界各国ではランドマークがピンク色に染められるなど光景が見られるようになった。
イタリア・フィレツェ・ネプチューンの噴水
香港・ザ・ペニンシュラホテル
日本・大阪城
日本でも多くの製薬会社などがスポンサーとなりピンクリボンキャンペーンを行っている。
乳癌は女性にとって深刻な問題であり、日本での発症率は女性の20人に1人(欧米では10人に1人)が発症するなど、実はとても身近な癌である(男性は2000人に1人)。
乳癌は何よりも早期発見が重要で、女性にとっては大きな問題になる治療によるリスク(胸の切除など)を最小限に抑えるために上記のようなキャンペーンが行われている。
世界的には欧米諸国が乳癌を発症する割合が多く、詳しい原因はわかっていないが可能性としてはシフトワークによる不規則な生活や高脂肪の食事、喫煙飲酒などが原因ではないかとされている。
世界中の10万人毎の乳がんによる死亡者数
黄色~濃いオレンジの順に増える