世界には奇妙な博物館があり、ミイラの博物館や髪の毛を展示する博物館等、挙げていけば意外に数は多い。
そんな変わった博物館として日本人に人気な場所がある。
タイのシリラート死体博物館だ。
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シリラート病院内にある死体博物館だ。この博物館は寄生虫博物館・解剖学博物館等にカテゴライズされていて、法医学の観点から非常に貴重な展示品が並んでいる。薄気味悪い博物館という印象が強いが、意外なことに医学関係者や日本人旅行客が多く訪れて賑わっている。
ここに展示されている者達は皆過去に何らかの犯罪や事件に関わって法医学による鑑定が必要と判断された者達だ(中には自身の不老不死のために食人に至った人物も標本として展示されている)。
以前日本でも本物の死体を展示しようとして話題になったことがあるが、多くの人の抗議で結局展示は途中で中止になったことがある。
日本では倫理的な問題から博物館として公開することは難しいかもしれないが、法医学的な観点では貴重な資料であることは間違いない。また、もの好きな観光客(先述したように特に多く訪れるのは日本人)が多く訪れることもあり、地元経済にとっても無くてはならない存在なのだ。