アメリカで興味深いロブスターが発見された。
体の色が半分ずつ異なっているという珍しい個体だ。
専門家によると、このような個体が生まれる確率は
5000万分の1であるという。
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海に面している地域は漁業が盛んで多くのロブスターが捕獲されている。
この希少なロブスターは今後研究所の水槽で展示される予定だという。
実は今回のロブスターの事例は異色のロブスターが発見されたが初めての事例ではなく、これまでにも何件か異色のロブスターを捕獲した事例が報告されている。
本来のアメリカンロブスターはこのような
「緑がかった茶色」
である。
これまでにも極めて稀にこのような色ではない
突然変異個体
が捕獲されることがあった。
近頃話題になった異色のロブスターは
青いロブスターや
ハロウィンロブスターだ。
この青いロブスターはカナダで捕獲されたもので、その確率は200万分の1。
今回ツートンカラーのロブスターが発見されたアメリカ メイン州でも、
青い個体が捕獲された事例が報告されている。
この個体はメイン州とも近いマサチューセッツ州で捕獲された個体で、
ハロウィンロブスターと命名された。
このように色が突然変異した個体が捕獲されることは珍しいのだが、
実際には変色した体色をもった個体が生き延びていることこそが奇跡的なのだ。
ロブスターの体は本来暗い色であり、
これは海中で天敵から身を守るための保護色となる役割を果たしている。
ロブスターの天敵であるサメやタコといった生物から身を守る機能。
突然変異個体の派手な体色はその機能を著しく損なわせてしまうため、
過酷な海の世界で生き延びられる確率は非常に少ない。
異色のロブスターは、生まれる確率がとても低いだけでなく、
海での生存率の低さというダブルパンチが存在するため、
捕獲される確率はさらに低いものとなっている。
世界中の海には未だに人間に発見されていない異色の生物がいるだろう。