世界三大奇虫ご存じだろうか。
その名のとおり
「奇妙な見た目をした虫」
である。
その中の1つ
サソリモドキ(ビガネロン)
の画像と生態を紹介。
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見た目はサソリであるが、
名前はサソリモドキ。
実はこのサソリモドキ、
クモ(蜘蛛)の仲間と分類されている。
クモには存在しないはずの大きなハサミ。
甲殻類のような見た目。
大きさは最大で8cmを超えるものになるという。
コオロギやゴキブリやナメクジなど、
昆虫を主食とするが、
大型のものはネズミなども捕食する。
日本では八丈島、九州から沖縄にかけて分布している。
また共食いの習性があるので、
単独で生活していることが多い。
動きは遅く、
それをカバーするために
尾から 酢酸混合物 を噴射する。
その噴射物は非常に濃い酸性をしていて、
人の皮膚に触れると火傷のような炎症をおこす。
ちなみに、
ビネガロンというのは英名であり、
vinegar(ビネガー)=酢 からきている。
これは、
尾から出される酢酸混合物から、
酢のような臭いがすることが由来となっている。
飼育する場合は、20°~25°の環境で飼育できる(お値段は5000円前後)。
ここまでの内容では、
獰猛なハンターのような印象があるが、
体の表面は意外にもデリケートで、
傷つくとダニやウジなどが繁殖することもある。
ハサミと酢酸の噴射にグロテスクな見た目。
名前こそ
サソリモドキ
であるが、
もしかしたら本家のサソリよりもこのサソリモドキの方が危険かもしれない。