ジョーズのモデルとなったホホジロザメ。サメと聞けばこのサメが浮かぶ人が多いほどにポピュラーなサメである。
一般的に目撃されることが少ないホホジロザメは群れを成すことは無く、単体で行動していることが多いのだが、なんとハワイからメキシコにかけての海域にホホジロザメカフェと呼ばれるホホジロザメが大量に生息する海域が存在する。
スポンサードリンク
ホホジロザメを調査していた研究者たちは、サメの位置情報を調べるために衛生からの情報を受信できる発信機を取り付けた。
するとメキシコ西海岸を出発したホホジロザメはホホジロザメカフェに留まり周辺海域を回遊していることが判明した。また、生まれたばかりのホホジロザメもメキシコからホホジロザメカフェに向けて泳いでいったことがわかっている。
どうやらホホジロザメカフェに集まるホホジロザメは北アメリカ西海岸全域から100日間の時間をかけて集まっているという。また、その間に深さ900mほどの深海域を移動していることも判明している。
そしてホホジロザメカフェに集まったサメたちは、海面上の水域から深さ300mほどまで急速に潜水するという珍しい行動をしていることも確認されている。
どうやらこの地域にサメたちが集まる理由は解明されていないらしい。
一説によればハワイ周辺で夏を過ごすためとされているが、深海は砂漠と同じ不毛の地であることや、これだけのホホジロザメがなぜ集まっているのかという理由は解明できていない。
また、ハワイやアメリカ西海岸でホホジロザメの被害が多く報告されている理由はホホジロザメカフェと関係があるという説も存在している。