perseids l ペルセウス座流星群 2013年 
2013年、ペルセウス座流星群が観測できる時期が
近づいてきた。

2013年の観測条件の予報によると、
気象条件は近年稀にみる最良であるとのこと。

最も観測しやすい日と時間帯は、

13日の深夜から明け方にかけて(国立天文台発表)←だいたい午前3時ごろがピーク。

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ではペルセウス座流星群とはいったいどのようなものなのだろうか。

そもそも、なぜ流れ星に星座の名前が付いているかのだろうか。

流れ星に星座の名前が付いている理由は、なにも星座が空からふって来るのではなく、
それぞれの星座の方角から飛んでくる流れ星なのである。

positions l ペルセウス座流星群 2013年 
画像元 国立天文台

この画像を見ると、
ペルセウス座流星群は確かにペルセウス座の方角から流れてくることがわかる。

(時間が経つにつれて星座の位置が変化するので観測時には注意)

今年は最も条件が良いと1時間に50個近く観測できるという。

13日の午前3時ごろがピークとされているが、
12日の21時過ぎから流星群が出現し始める。

実際には、ペルセウス座の方角だけでなくても流星群を観察できる。

空の広い範囲が見渡せれば、どちらを向いて観察しても構いません。

ペルセウス座流星群の放射点は、ペルセウス座のγ(ガンマ)星の近くにあります。流星群の流星は、放射点を中心に四方八方に(放射状に)出現します。これは、放射点のあるペルセウス座付近だけに流星が出現するということではありません。流星は夜空のどこにでも現れます。例えば、放射点とは反対の方向を見ていても、平均すれば、放射点の方向を見たときと同じ数の流星を見ることができます。

ですから、放射点の方向にはあまりこだわらず、できるだけ空が広く見渡せる場所を選んで、空の広い範囲に注意を向けるようにしましょう。空をより広く見渡しているほうが、より多くの流星を捉えられる可能性が高くなります。

放射点近くに出現する流星は、こちらに向かって飛んでいるために短い軌跡の流星が多く、一方、放射点から離れた方向では、流星の軌跡を横から見ることになるために、長い軌跡の流星が多くなります。

国立天文台より

2012年のペルセウス座流星群の映像

その他ペルセウス座流星群の映像はコチラ

ペルセウスとは
300px Perseus Canova Pio Clementino Inv969 ペルセウス座流星群 2013年 

古代ギリシャ神話においてゼウスと人間の間に生まれた半神の英雄

誕生

アルゴス王アクリシオスには娘ダナエーがいたが、男の子がおらず、息子を望んだアクリシオスは使者を使わして神託を求めた。神託は「息子は生まれず、アクリシオスは彼の孫によって殺される」という恐るべき内容だったため、アクリシオスはダナエーを青銅の部屋に幽閉した。そこへゼウスが黄金の雨に身を変えて忍び込み、ダナエーはペルセウスを産んだ。これを知ったアクリシオスは、娘とその子を手にかけることができず、二人を箱に閉じこめて川に流した。ダナエー親子はセリーポ島の漁師ディクテュスによって救出された。

ゴルゴーン退治

ペルセウスはセリーポス島で成長したが、やがて、ディクテュスの兄でセリーポス島の領主であるポリデュクテースがダナエーに恋慕するようになり、邪魔になるペルセウスを遠ざけるためにゴルゴーンの一人メデゥーサの首を取ってくるように命じた。

ペルセウスはアテナとヘルメスの助力を受け、アテーナーの楯、ヘルメースの翼のあるサンダル、ハデスの隠れ兜などを身につけた。そして居場所を聞くためにゴルゴーンの妹であるグライアイ三姉妹の元に行った。彼女たちは生まれつき醜い老女で、三人でたった一つの眼と一本の歯しか持っていなかった。彼女たちが居場所を教えてくれないために、この眼と歯を奪って脅すことで無理やり聞き出した。そして死者の国の洞窟の中でゴルゴーン姉妹を発見し、顔を見ないようにしながら剣でメドゥーサの首を取ることに成功した。

一説には、楯、サンダル、兜はゴルゴーンの居場所を聞くために立ち寄ったグライアイの所有物で、ゴルゴーンの居場所を聞いたついでに奪っていったという説もある。このとき、首を切られたメドゥーサの体から血しぶきとともに翼ある馬ペガサスとクリューサーオールが飛び出したという。

アンドロメダとの結婚

メドゥーサの首を袋に入れて飛行中のペルセウスは、母カシオペアのために海神ポセイドンの怒りを買い、いけにえとされかけていたエチオピアの王女アンドロメダを見つけ、海の怪獣(くじら座)を倒してアンドロメダーを救った。アンドロメダーと結婚しセリーポス島に戻ったペルセウスは、ポリュデクテースに約束の首をつきつけて石にし、恩義あるディクテュスを新たな王に就けた。

その後、ペルセウスは妻や母と共にアルゴスに帰国したが、このことを伝え聞いたアクリシオスはペルセウスを恐れてアルゴスから逃亡し、ペルセウスはアルゴスの王となった。

あるとき、ペルセウスはラーリッサの街で競技会に出場した。ペルセウスが円盤を投げたところ、円盤が老人に当たってその老人は死んだ。その老人こそアクリシオスで、こうして神託は実現した。ペルセウスは自分が殺してしまった祖父の国土を継承することを恥じ、ティーリュンスの王メガペンテース(プロイトスの子)のところに行って国土の交換を行い、ミデア、ティーリンス、ミュケーナイの支配者となった。死後はアテナにより天に上げられ、ペルセウス座となった。

 

 

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