earth melting from the sun 地球の最後は太陽に飲み込まれる?予測される多くの事態。
地球の最後はどうなるのだろうか。

いつか必ずやって来る地球の終焉は人間が存在しない時代の出来事かもしれないが、多くの研究者たちは地球の最期を予測している。

中でも最も支持を集めている説は宇宙空間からの外的要因によって地球が消滅するというもの、太陽の膨張銀河の衝突だ。

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いつか必ずやって来る地球の終焉

人類だけでなく全ての物事に終焉があるように地球にも終わりの時がやって来るが、はるか未来の出来事であると考えれらているためにその予測は困難なものとなっている。

現在までに唱えられている説は、太陽が膨張して地球が飲みこまれるという説と、地球が太陽系の外側に放り出されてしまうという説、そして銀河系の衝突に巻き込まれてしまうという説だ。
Expansion of the Sun 900x506 地球の最後は太陽に飲み込まれる?予測される多くの事態。
太陽から発生する膨大なエネルギーの源は、太陽の中心部で常時起きている核融合である。その際に水素の原資がヘリウムの原資に変わることで核融合が起きているのだが、その原料となる水素の量は無限ではないため長い時間をかけて徐々に減っていく。水素が無くなればヘリウムによる核融合が起き、太陽は膨張を始めると考えられている。

膨張を始めた太陽は最終的に地球の公転軌道よりも広がり、結果的に地球が飲みこまれる(または太陽の熱に耐えきれずに蒸発して)というシナリオが太陽の膨張による地球の消滅である。
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もう1つの説は、太陽によって飲みこまれるという説とは逆に、地球が太陽系の外にはじき出されて極寒の浮遊惑星になってしまうという説である。

こちらの説も太陽の膨張が原因となるところまでは先述した説と共通しているのだが、太陽の膨張と同時に多くの物質が放出されて太陽そのものの引力が小さくなり、結果的に地球の公転軌道も広がる。最終的に太陽が消滅した場合には中心の恒星を失った太陽系の星々はバラバラに離れていくというものである(しかし、太陽の膨張による影響を受けて地球上の生命は消滅する)。
Red Giant Earth warm 地球の最後は太陽に飲み込まれる?予測される多くの事態。
仮にこれらの説が現実になるとすればそれは今から50億年後に太陽系が今と同じ状態を保っていることが前提となるのだが、実際には50億年の間に銀河同士の衝突に巻き込まれて太陽系が崩壊してしまい、他の恒星の重力に引き寄せられて飲みこまれたり、惑星同士の衝突に巻き込まれたり、銀河の外側にはじき出された浮遊惑星となる可能性も0ではない。
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現在はまだ机上の空論であり、今を生きる我々にとっては無縁の出来事かもしれない。日々忙しい日常に身を置いているとこの地球にも終焉が来ることをついつい忘れがちになってしまう。