DSC00733 900x675 皆既月食が3年ぶりに観測される!
2014年10月9日。秋の夜空を赤い月が彩った。

2011年12月10日以来、日本では3年ぶりとなる皆既月食が各地で観測された。今回の皆既月食は1時間以上の長丁場になる天体ショーとなった。

次に皆既月食が日本で観測されるのは2015年の4月4日になる。

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太陽が完全に月の影に隠れる皆既日食と違い、皆既月食は最後まで月が地球の影に隠れることがなく、最終的には赤い色の月になることで知られている。

2014年は全国的に晴天に恵まれたことで比較的好条件の中で観測可能となった。
DSC00708 900x675 皆既月食が3年ぶりに観測される!
6時15分ごろから徐々に欠け始めた月は、8時20分過ぎまでの約2時間にわたって皆既月食という珍しい天体ショーを見せてくれた。

徐々に欠けていく月(東京都)
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皆既月食の状態(赤くなっていることがわかる)
DSC00733 900x675 皆既月食が3年ぶりに観測される!
徐々に戻っていく月
DSC00766 900x675 皆既月食が3年ぶりに観測される!
次回日本で皆既月食が観測できるのは2015年の4月4日で、その時は今回のように長い時間をかけた皆既月食ではなく13分という比較的短い時間での月食になる予想だ。皆既日食のような派手さがほとんどなく、月明かりも消えるまでには至らないことから月食は比較的地味な天体ショーと思われがちであるが、赤い月が見られるという珍しい機会であることを忘れてはいけない。

今回見ることが出来なかった人は2015年の4月4日にリベンジしよう。