2014年の4月、新年度を迎えて多くの人々が新しい生活を始めるこの時期、こと座流星群がやってくる。
今年の見ごろは4月22日の夜から23日の明朝にかけての時間帯となりそうだ。
こと座流星群自体はそれほど規模が大きい流星群ではないが、場合によっては流星群が増加して1時間当たり90個近く観測することも出来る。
ちなみに正式名称を4月こと座流星群という。
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流星群の規模は決して大きなものではないのだが、極稀に1時間当たり90個近くの流星が観測される場合もあり(日本では1945年に記録されていることを考えると可能性は低い)、ある意味で籤引きのような感覚を味わうことが出来る流星群である。
極大期は4月22日(最も空が暗くなる23日の午前3時頃が見ごろ)。残念ながらこの日には夜半過ぎに月が現れるため観測の条件はあまり良くない。
こと座流星群はこと座の方角から降り注ぐのだが、こと座自体は大きな星座ではないことから見つけるのは難しいと思われがちである。しかしこと座を構成する星の1つにベガ(織姫)と呼ばれる明るい星があること、こと座自体が21時時点で北東の方角に来ることから、こと座の正確な形を把握することは難しくてもその位置を掴むことは難しくない(北東の方角で明るい星を見つければよい)。
22日に極大期を迎える事座流星群であるが、なんとこの日には月明かりが強いために流星群の観測は困難になるかもしれない。
例年通りであれば1時間当たり5個前後の流星群が観測可能であるが、先述したように月が明るく輝いているために観測条件は決して良いとはいえない。
新しい門出を流星群と共に祝えることを祈るというのもいいかもしれない。
近日、当日の天候を掲載予定。