かつて日本で一大ブームを引き起こしたツチノコ。
日本各地のあらゆる場所で目撃されていたこの生物は、国内で最も有名な未確認生物といっても過言ではないだろう。
それ程までにブームとなったツチノコ。いったいどのような捜索が繰り広げられていたのだろうか。
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地域によってはツチヘビやノヅチといった呼び方をされることもあり、そのことからもわかるように青森から鹿児島まで、北海道と沖縄を除く各地で目撃されている。
ツチノコは古事記をはじめとした文献に幾度か登場し、1970年代にその目撃情報が急増したことから一連のブームが始まることになった。各地で捕獲隊が結成されるといった事態となったが、結局捕獲はおろか写真が撮影されることも無く流行は去っていた。
しかしその後もツチノコの目撃情報は消えることが無く、1980年代には岐阜県でツチノコのような生物を目撃したという情報が(現地の人間は日ごろからマムシを見慣れている人であることから当時大きく話題となった)、和歌山県や茨城県でもビール瓶のような蛇が目撃されて騒ぎとなった。
1988年には奈良県で賞金100万円でツチノコ探しのイベントが開催され、京都・広島・兵庫でも同様のイベントが開催された(これは本格的にツチノコを捜索したイベントではなく町興しの側面が強い)。
1992年には兵庫県で2億円の賞金を懸けたイベントが開催されたが、やはり目撃情報すらなく終わっている。
2000年には岡山県でツチノコの死骸が発見されたと報道されたが、結局はヤマカガシであると判明。
ツチノコは今でも幾度か目撃されている。捕獲した場合には莫大な収入が期待できるだろう。普段通る草むらに目を凝らしてみると意外な発見があるかもしれない。
その正体としてはヒガシアオジタトカゲという動物なのではないかという説が有力な説の1つとして存在する。
ツチノコの特徴
・平たく三角形の頭
・大きな目
・細い首
・親指の爪と同じサイズの鱗
・ワニのような硬い鱗
・細くて短い尾・体を伸ばした状態のまま移動することが可能