ツヤケシオオゴミムシダマシ、こんなに長くて複雑な名前の生物の名前を聞いたことがある人はほとんどいないだろう。
実際には魚の餌として販売されていることも多く、釣りを趣味としている人にとっては馴染みの深い生物である一方、その気持ち悪い見た目に反して人類の希望という側面を持ち合わせている。
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日本ではあまり見かけない存在かといえばそうでもなく、ジャイアントミール(ジャイミル)という名前の肉食魚用の餌として広く知られ、ゴミムシダマシの幼虫は別名ミールワームと呼ばれている。
同じような種類の幼虫の中でもツヤケシオオゴミムシダマシは群を抜いて大きく、見た目は非常にグロテスクである。
また「掃除屋」というあだ名を持つほどに食欲旺盛で、植物から動物までとその好みの幅は広く時として共食いに発展することもあり、間違えて屋内に放してしまうと家具を食い尽くしてしまう可能性もある。
これでは魚の餌以外の用途が無いと思われてしまうが、このツヤケシオオゴミムシダマシには人類の希望という意外な可能性があるのだ。
世界中にエコが広がりを見せている現在、昆虫が将来的な代用食として注目され、その中でもツヤケシオオゴミムシダマシはうってつけである。
繁殖するスピードも速く栄養価も高い。さらに揚げでも炒めても良いとされ、立派な食材として活用可能なのだ。
2020年頃には食卓に並んでいるかもしれない。