250px Sun and VY Canis Majoris.svg 少し前まで最大の恒星だった おおいぬ座VY星!

おおいぬ座VY星という天体をご存じだろうか。

おそらく多くの人が知らないだろう。

知名度がほぼ皆無でかわいらしい名前のこの天体だが、
実はとんでもないモンスターなのだ。
今回はこのおおいぬ座VYを紹介!

ぜひとんでもない画像と動画を見て想像してもらいたい。

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そもそもこのおおいぬ座VY星とは一体どのような天体なのかというと、

人類が発見した恒星の中で最大とされてきた天体(赤色超巨星)である。

なぜされてきたとなっているのかというと、
詳しい観測によって現在ははくちょう座1489星にその座を奪われているからである。

しかし、
それでもこの天体がとんでもないモンスターであることは全く変わらないだろう。

予備知識として

恒星=自ら光を出すガス状の天体
赤色超巨星=太陽の数百~数千倍の直径と明るさを持つ恒星

このおおいぬ座VY星

直径は太陽約1420倍であり、
質量は太陽30~40倍である(これでも全盛期の半分ほどの質量)。

星の周囲1光年を自身のガスが取り巻いている。

そして今から約2000年後にはブラックホールになると考えられている。

サラッと事実を並べるとこのようになるので、
これがいかにとんでもないことなのか見てもらいたい

これは地球と太陽を比較した画像である
03 少し前まで最大の恒星だった おおいぬ座VY星!
少し見にくいので申し訳ないが、右から5番目の星が地球である。

そしてこれが上にあるものと同じ、太陽おおいぬ座VY星を比較したものである。
800px Sun and VY Canis Majoris.svg 少し前まで最大の恒星だった おおいぬ座VY星!

まるで常軌を逸しているとしか思えない大きさだ。

おおいぬ座VY星の周りを1周するのに

(秒速30万km)が星を1周するのに8時間
アポロ宇宙船(秒速10km)で29年
ジェット旅客機(時速800km)で1305年
新幹線500系
(時速300km)で3492年
徒歩(時速6キロ)で不眠不休の場合174600年(地球の場合は9ヶ月)

その他動画はこちら 英語での検索の際はVY Canis Majoris で検索してください