日本をはじめ世界中に生息するアリ。
日本では子供の様に地面を見ながら歩いたりしない限りはその存在を認識する機会は少ないかもしれない。
そんなアリの仲間でパラポネラ(別名弾丸アリ)という物騒な種類がいるのを知っているだろうか。
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我々日本人が想像するアリのように地面の中に巣を作ることは無く、木の中に巣を作り、敵が近づくと金切り声をあげながら飛びついてくることがある危険なアリだ。
飛びついて襲う相手は主に大きな動物であるが、当然人間も例外ではなく、その尻に付いた毒針で攻撃を仕掛けられてしまう。
その痛みはまるで銃で撃たれたかのような激痛に例えられることから、別名弾丸アリ(バレットアント)とも呼ばれている。
その激痛の例え話に尾びれが付き、24時間続く痛みに耐えかねて発狂したりショック死するといった噂や、グンタイアリの群れが1匹のパラポネラの前に逃げ出すといった噂まで存在する。
実際にパラポネラに刺されてショック死することもあるようだが、痛みはすぐに引くといったように上記の噂とは少し違うようだ。
しかし、パラポネラが脅威であることは変わらない。
南米の部族の中には成人の儀式としてパラポネラを編み込んだ手袋や上半身を覆う服を装着させるという習慣がある。最低でも10分以上耐えなければならず、この時に出来た傷が1人前の大人の証とされる。
儀式にも利用される程の驚異的生物なのだ(逆に考えれば安全性がある程度保障されているともいえる)。
へhれ