スペインだけでなく世界的に有名な都市であるバルセロナが属しているカタルーニャ地方には謎の獣人が住んでいるという伝説が残っている。
現地の言葉でバサジュアンと呼ばれるこの獣人は、古くから現地の人間とも関わりがあったとされている生物で、これまでに幾度となく捜索隊が派遣される等現地の人間にとっても身近な存在として知られている。
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現地の人々に伝わっている神話によると、バサジュアンとは我々が獣人としてイメージするような野蛮な存在ではなく、洞窟を転々としながら家畜と共に暮らし、さらに人間には農業や鉄鋼業を教えたりする精霊や森の守護神のような存在として知られている。
どうやらバサジュアンの伝承は15世紀時点では既に存在していたようで、当時建設された修道院や大聖堂にはその姿が描かれている。
1993年の6月にはピレネー山脈の教会の廃墟で体長1.5mで全身が毛に覆われたのバサジュアンらしき獣人が目撃され、そのすぐ後には古生物学者がカタルーニャ地方の森で同じく全身を毛に覆われたバサジュアンと遭遇したという記録が残っている。
目撃情報では、バサジュアンは直立二足歩行で体長は1.5~2m程度、全身を覆う毛に長い鬣を持ち、起こった猫のような鳴き声を挙げながら俊敏に移動するという共通点があり、おおよそ人類に文明を教えた生物とは思えない姿形をしている。
2013年の6月にはピレネー山脈で撮影されたという岩山を登っていくバサジュアンの画像が話題となった(詳しい詳細は分かっていない)。
中国に伝わるような仙人の類の生物なのか、それとも本当に存在する生物なのか、今後の調査が待たれる生物だ。