gigantskii donnui rak02 ダイオウグソクムシの謎。
近頃日本中でブームになっている深海生物。

数えきれないほどの深海生物達の中で最もポピュラーな存在はダイオウグソクムシと考えて間違いないだろう。

そんなダイオウグソクムシは日本中でブームを起こしているものの、その生態はほとんど判明していない。

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土がある場所で簡単に発見することが出来るダンゴムシは落ち葉や生物の死骸を分解して自然に返す役目を持っている。

ダンゴムシが分類される等脚類は現在までに9000種類ほど確認されている。その中で陸上を生活の場としている種類は極一部で、大部分が海の生息している。
gigantskii donnui rak02 ダイオウグソクムシの謎。
ダイオウグソクムシはその見た目通り世界最大のダンゴムシと呼ばれ、体長は40cmを超える場合もあり、陸上のダンゴムシを1cmと仮定するとその40倍の大きさをしていることになる。体の小さなダンゴムシならば腹部を見ても細部まで確認することは難しいが、ダイオウグソクムシの腹部はダンゴムシと比べて腹部がそのまま大きくなったような見た目をしているのでグロテスクさば倍増しているのだ。ダンゴムシとの違いは体を丸めることが出来ないことだろう。
Bathynomus giganteus ダイオウグソクムシの謎。
生態は主に腐食性で、クジラやその他生物の死骸が海底に到達するとそれを餌として生きていく。

そんな海の掃除屋であるダイオウグソクムシにはもう1つ大きな特徴がある。

長い期間絶食しても死なないというエコな体を持っているのだ。

三重県の鳥羽水族館では5年間ほぼ絶食した状態のダイオウグソクムシが生き続けたことが話題となったように、その燃費の良さは今後の研究課題となっている。
grasugga ダイオウグソクムシの謎。
本来ダイオウグソクムシが生息している深海は地上でいう砂漠と同じくらい不毛の場所である。陸地の栄養分は深海まで到達せず太陽の光も届かず、当然そんな場所に餌となる生物はあまり生息していないため必然的にダイオウグソクムシが食にありつく機会は少なくなる。
bathynomus giganteus by pekexx d67albs 900x564 ダイオウグソクムシの謎。
そんな環境に適応した結果獲得した能力が、餌をほとんど必要としないほど燃費の良い体ということかもしれない。もちろん人間の体を流れる時間とダイオウグソクムシの体を流れる時間は一緒ではないため、人間にとって過酷な絶食期間がグソクムシにとって過酷であるかはわからない。人間と同じペースで食事を摂取した場合には消化が追い付かなくなり死に至る可能性もある。

今後の研究が待たれる生物だ。