宇宙空間を一定の軌道で周回している彗星。
幾度となく地球に住む我々人類の前にも姿を現し、その都度大規模な天体ショーとして記憶に刻まれるイベントをもたらしてくれる天体であるが、そんな彗星の中にエレニン彗星という奇妙な彗星があることを知っているだろうか。
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彗星本体から特徴的な電波が発せられていることが明らかになったからだ。
何故彗星が電波を発しているのかは判明しておらず、古代シュメール語を発信しているのではないかという憶測も飛んでいた。
現在では
「Khoru-Behii-Nehihey ey-Ghobi bi ey」という打電が
↓
「Horu(永遠の光)E-hai(光を運搬する者)Ne-he-hai(全てを良きものとする新たな再生)ey(欲望)Ho-hi(時の終わり)ey(我は欲望をもたらす者)」
という言う意味ではないかと解釈され、使用されているこの言語はシュメール人やアッカド人に伝わる神話に登場する神々が使う言語である。
何故彗星からシュメールの神々の言葉が発せられているのかという謎が残ることになり、本当に彗星からそのような電波信号が発信されているのかという点も謎のままであるが、エレニン彗星の奇妙な点はそれだけではない。
この天体は2011年10月に地球から3500万kmの距離に接近すると予測されていたのだが、2011年8月に金星軌道付近を通過したエレニン彗星が太陽の熱を受けて消滅したとされていたのだが、後にアメリカ海軍のウェブサイト上でエレニン彗星の画像が公開され、実際には崩壊していなかったことがわかっている(エレニン彗星は第彗星が分裂したもので、いくつもの彗星が同じ軌道を通っている可能性もあり、違う彗星をエレニン彗星と誤認したという意見もある)。
一部報道ではエレニン彗星が鋭角ターンをして軌道を変えたという報道もなされ、エレニン彗星は人口天体なのではないかという憶測も飛んでいる。
もしかしたら近い将来にエレニン彗星が人類と深く関わる時がやって来るかもしれない。