4 61 コスタリカの石球。現代技術でも難しい真球の作成!
オーパーツや超古代文明など、世界には今も解明されていない多くの謎が存在する。

数ある謎の古代文明、それぞれが不思議な魅力に溢れているのが、ピラミッド等のように制作過程が不明の古代文明はその中でもさらに異彩を放っている。

その代表格の1つがコスタリカの石球だ。

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1930年、中米のコスタリカでジャングルを伐採していると、草木の陰から次々と巨大な石球が発見されてた。発見された球の数は100を超え、大きさも小さな物(テニスボール程度の大きさ)から大きな物(直径2m以上)まで様々だった。
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1940年までの調査によっていくつかのことが明らかとなったのだが、それはとても奇妙なものばかりであった。発見された石球は一直線や曲線を描いたように並べられていたこと、花崗岩で造られた石球はどれも真円に近い形であったこと(表面は綺麗に研磨されていた)、素材となったと思われる花崗岩が採掘される場所は石球のあった場所から50km近く離れていたことだ。石球の中にはクレーンで運ぶことが出来ない程のものもある(コスタリカの熱帯雨林という複雑な地形で重い物を運ぶことは困難)。
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上記のことから、石球の造られた目的は一切判明していない。一説には天体を表現したというものや、石球の中に黄金を隠したというものも存在するが、推測の域を出ないものばかりである。
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石球が制作された年代については紀元前200~1500年頃という見解が一般的で、自然の力によって生み出されたものではなく人工物であるという見方も強い(一方で制作過程の石球が発見されていない)。

これまでは当時の技術で真球に近い石を造り出すことは不可能とされてきたが、近年では当時の技術でも真球に近い形を作ることは可能であったとされている。
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仮に石球が制作可能であったとしても、その目的や移動手段等の謎は後を絶たない。