fatima 08 321x500 ファティマの預言。秘密にされた第3の預言。
ファティマの預言を知っているだろうか。

別名ファティマの聖母予言とも呼ばれる3つの予言はキリスト教のみならず世界中の人々の頭を悩ませている。

そしてこの予言の真相は闇の中に隠されているのだ。

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ファティマはポルトガルの首都であるリスボンから100km程の場所にある人口2500人程度の小さな村である。現在は聖地として認定されているこの村、かつてとても奇妙な出来事が起こった場所として知られている。

1916年の第一次世界大戦最中、この村に住んでいた3人の少女、ルシア、フランシスコ、ヤシンタの前に突如聖母マリア(を名乗る人物)が現れ、この後に聖母マリアは幾度となく少女たちと接触することになる。
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1917年7月1日、3人の少女に地獄の存在が示されたとされ、
話を聞いた3人は地獄の恐ろしさを
「マリア様が自分たちを天国へ導くと言わなければ恐怖のあまり絶命していただろう」
と語った。

この出来事は当時話題となり地元の新聞にも取り上げられているだけでなく、各地から信者たちが集まり一大センセーショナルを引き起こした。
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その後にも3人の前に現れる聖母は予言を続け、

第一次世界大戦の終結
第二次世界大戦の勃発

を予言した。事実1918年に第一次世界大戦が終結、その20年後の1939年に第二次世界大戦が勃発している。

また予言とは別とされることも多いが、聖母マリアは3人の少女を通して教皇に対して
「ロシアを聖母に奉献し、ロシアが引き起こす災厄から世界を守るように」
という予言を残したのだが当時の教皇はこれを黙殺し、それに対して聖母は
「ロシアは間違いを続け、戦争は減ることが無いだろう」
という言葉を残した。

第二次大戦の中心にはロシアが存在(犠牲者の人数はソ連が圧倒的に多い)、冷戦もアメリカとソ連が中心となっていることから今後ロシアを震源とした混乱が起きるかもしれない(これまでに教皇が1952年~1991年の間に幾度かロシアの人々を奉献しているが、まだ奉献が完了していないのではないかという声も多い)。

予言を的中させている聖母、そんな彼女の予言が現在まで語り継がれている理由がある。その理由は予言が当たっている事でも聖母が直接現れたからでもない。残された最期の予言があまりの恐ろしさの為に封印されているからだ。

聖母は少女たちに第3の予言(最後の預言)を
「1960年に公開してもよいがそれまでは絶対に秘密にしなければいけない」
と語り、1960年までに自身の身に何か起きた時のためにバチカンのトップであるローマ教皇にのみ最後の預言の内容を伝えた。
しかし本来ならば1960年に公開されてもおかしくないのだがバチカンは予言の一切を公表しなかった。

また予言の内容を閲覧した教皇ヨハネ23世はその内容に絶句して封印を決定、次に閲覧したパウロ6世は精神を病んでしまったという逸話も伝えられている。
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1981年にはファティマの予言の公開を目的としたハイジャックも起きている。

時は過ぎて200年の5月、バチカンは40年間の沈黙を破って最期の予言を公表した。公開された内容は1981年に起きたヨハネ・パウロ2世の暗殺未遂事件についてであった。
「教皇が兵士に取り囲まれて銃殺される」
という予言の内容から暗殺未遂事件と解釈されたようなのだが、これには当然疑問の声が相次いだだけでなく、予言を知る最後の生き残りであるルシア自身が
「バチカンが公表した内容はほんの一部でしかない」
と発言している。
fatimakids ファティマの預言。秘密にされた第3の預言。
確かに2つの預言と最後の予言を比べるとその差は歴然であるだけでなく、ローマ教皇が愕然とするほどの内容ではない。冷静に考えれば、自身の数台先の教皇が暗殺されるという予言を見て精神に異常を催すことなどあるのだろうか。

一部からはバチカンが幕引きを図るために予言の一部だけを公表したという声も出ている。

バチカンは一体何を隠しているのか、後に本当の予言は公開されるのだろうか。