歴史上多くの偉人達が不老不死を求めて、最終的には誰もその境地にたどり着くことが出来ずに命を散らしていった。
今では不可能とされている不老不死だが、中国には不老皮脂の伝説に即した太歳(たいさい)という生物が言い伝えられている。
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言い伝えによると太歳の見た目は生物というよりは肉片や肉塊そのもので、表面に傷がついてもすぐに内部から液体が漏れ出して再生してしまうという。太歳自体が永遠の命を持っているとされているのだ。
秦の始皇帝は不老不死を求めるために太歳を求めたという伝説もある。
文明が発達してくるようになると太歳の不老不死伝説は徐々にその姿を消すようになったが、今も太歳を発見したというニュースが報道されることがある。
2005年に9月に中国広東省で太歳が発見されたとしてニュースになり、発見された肉塊が太歳なのではないかと騒がれたが詳細は判明していない。
2007年に江蘇省の地下10mから発見されたものは非常に奇妙な見た目であった。
2008年8月に陝西省で発見された際、発見当初は白い球場の塊であったが2日後には茶色く平べったい形に変化したとされている。発見者が試しに切り込みを入れたところみるみる間に切り口が塞がっていったという。最終的には重さ17.5キロのであると判明したが、現時点ではそれ以上の情報は出てきていない。
現時点では3つの事例とも詳細が判明していないことから今ではその信憑性が疑われている。
日本にも太歳と似たような言い伝えが存在する。
肉人という肉塊の生物(妖怪とされている)で、こちらも食べると不老不死になるとされているだけでなく、非常に美味であると言い伝えられている。
かつて徳川家康が駿府城に滞在していた時、庭に肉人が現れたとされている。
その時には怪しく思った警護の人間が肉人を追い出してしまったため、肉人は何処かへ去ってしまった。後からそれを知った家康はとても残念がったという。
太歳の正体は多くの議論がされているが、白亜紀に誕生した世界最古の生物であるという説や地球最古の生物という説、全ての生物の祖であるといった説を唱える者もいる。
さらに最近では、太歳の正体はこれまで発見されていなかった菌類であると主張する者も出てきている。今ではこの説が最も有力である。
食べれば不老不死ということはあり得ないかもしれないが、太歳が非常に奇妙な何かであることは間違いないだろう。
>食べれば不老不死ということはあり得ないかもしれないが
この大前提を否定してしまったら空っぽじゃないかw