これまで地球に似た構造を持つ可能性が高い惑星はいくつか発見されてきた。
今回新たに発見されたのはKOI-314cと呼ばれる星で、どうやら偶然の産物によって惑星を発見することが出来たという。
KOI-314cは地球からわずか200光年の距離に存在しているため、もしかしたら…という期待を抱かせてくれるかもしれないとされていたが、地球と似ているのはその外見だけかもしれないという予測がされている。
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この偶然が無ければKOI-314cが発見されることは無かったのだが、さらに調査の結果驚くべき事実が明らかになった。
KOI-314cの大きさは地球と比較して1.6倍ほどで、地球と同じ重さを持つ岩石惑星と見られ、一部からは地球のような環境や生物が生息する環境が整っているのではないかと指摘されていた。
しかし、調査が進むにつれてそれらの希望は徐々に失われていくことになった。
KOI-314cの地表の温度は約104°で、水こそ存在するものの地球と比較してその比率が少なく、周囲はガスに覆われていることが判明した。
地球上に存在する生物(植物を含む)をKOI-314cの環境に当てはめた場合にはどのような生物も生存不可能であると考えられることから、現時点では大きさや構造意外に地球に似た環境が揃っているとは考えられないとのことである。
今回判明したのはKOI-314cの表面部分だけであり、木星の衛星であるエウロパのように惑星の内部に生命の存在する可能性が発見されるかもしれない。
さらに今回の発見は、今後未知の地球型惑星が無数に発見される可能性を示唆するものであり、さらなる調査が期待されている。
近い将来KOI-314cという名前が世界中に知れ渡る可能性も0ではない。