Bermuda Triangle バミューダトライアングル、最も有名な魔の海域!
大航海時代が始まって以来、魔の海域という不思議な場所の噂が絶えることが無かった。

かつて南アフリカの喜望峰が魔の海域であったように、その多くは過酷な自然環境が原因となって人間に牙を剥く場所である。そんな中でもバミューダトライアングルは現在も謎が多く残された海域だ。

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誰でも1度は名前を聞いたことがあるであろうバミューダトライアングル

魔の海域として世界的に知られ、フロリダ半島・プエルトリコ・バミューダ島を地図上で直線状に結んだバミューダトライアングルでは船舶や航空機が謎の失踪を繰り返すという事件が相次いでいた。
Bermuda Triangle バミューダトライアングル、最も有名な魔の海域!
これまでに多くの学者たちがその原因を探り、天候の変化・竜巻の発生・海流の変化・磁場の異常といった説が唱えられていたがそのどれも決定打に欠けていた。

そんな魔の海域の謎を解くヒントとして、大西洋のサルガッソー海の事例が挙げられる。この海はかつてバミューダトライアングルの様に原因不明の事故が相次いでいたのだが、今ではその原因が海草であったことが判明している。
Sargasso バミューダトライアングル、最も有名な魔の海域!
サルガッソー海は風の流れがほとんど無く、海藻が流れ込んでくるとそのまま停滞して大量に増殖して海を覆ってしまう。そのためサルガッソー海へと入った船のスクリューに海藻が絡みついて故障してしまうといった事故が相次いだのだ。

このように魔の海域と呼ばれる場所にはそれ相応の原因があると考えられる。

一方のバミューダトライアングルでは今も数々の事故の原因は特定されていない。

19世紀以降、50を超える船舶や航空機が失踪し(SOS信号の発信や残骸も発見されていない)、墜落や沈没の痕跡もほとんど残っていないことから天候の変化等は原因ではないと考えられてきた。
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そんな痕跡を残さない失踪の原因として注目されるようになった説はメタンハイドレート説である。

メタンハイドレートはメタンと水分子が結合して出来た氷状の物質で、暖流とぶつかると溶けだしてメタンガスを発生させる。海面に噴き出したメタンガスによって船舶は浮力を失い、気化したガスは航空機のエンジンに引火して爆発し、海に沈んだ残骸は他の沈殿物に覆われて発見されにくくなるという説だ。
bermuda triangle 11 バミューダトライアングル、最も有名な魔の海域!
現在では有力な説の1つとして注目されているが、メタンハイドレートと暖流がある海域はバミューダトライアングルだけではないという点で矛盾が生じていることも事実である。

もしかしたら未知の要因が存在するのかもしれない。