今年もオリオン座流星群の時期がやってくる。
2013年は、10月21日の夜が最も流星群の現れる時間である。しかし、観測条件は良好とは言えないようだ。
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毎年10月の19日~23日の間に観測でき、オリオン座の現れる方角と同じく東の方角から現れる。流星群自体は10月2日~11月7日まで観測できるが、一般的に肉眼でより多くの流星群を観測するためには上記の期間、特に極大期である21日19時以降が最も適している。
2013年のオリオン座流星群の観測条件は、どうやら最適であるとは言いがたいようだ。
その理由は月の存在と気象状況である。
国立天文台の発表によると、月は10月19日に満月を迎える。同時に、今年のオリオン座流星群の極大期は丁度満月直後の21日となるために、肉眼で観測する場合は月明かりの影響で流星群が見えにくくなる。よって、今年の観測条件は最悪であると言える(見えないというわけではなく月明かりが視界に入らないように工夫する必要がある)。
21日当日の天候は、
中国・四国・九州地方は晴れ、東日本全域・近畿地方は曇りや雨が予測されているため、星空を見れる場所も極一部に限られるとみられる。流星群は少しでも雲があると見えなくなってしまうことが多く、さらに月の光が雲に反射屈折して拡散するためにとても見づらくなるのではないかと予想される。
しかし、曇りや雨が予測される地域でもまだ希望は残されている。ウェザーニュースの流星見えるかなマップによると、日本海側では比較的観測条件が良く、太平洋側でも観測するチャンスはあるという。
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23日12時の最新の天気予報によると、
九州四国地方は晴れ
日本海側全域を含む本州では曇り
北海道では雨が予想されている。
オリオン座流星群はハレー彗星を母天体としている。
母天体とは流星の抗生物質である塵などを放出する天体のことである。
現在見られるオリオン座流星群は3000年前のハレー彗星によって発生した塵が降り注いでいると考えられている。ハレー彗星が太陽に近づくのは約70年周期であり、その際により多くの塵を宇宙空間に放出するために、オリオン座流星群も70年に数度(塵が多く残っている間)比較的たくさんの流星群となる。
次にオリオン座流星群がたくさん観測できるのは2080年頃とみられている。
たとえ21日に見られなくても、オリオン座流星群は11月7日まで観測できるため、晴れた夜は毎日東の空に昇るオリオン座を眺めよう。
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