2015年早々、非常に観測条件の整った流星群がやって来る。
三大流星群の1つ、しぶんぎ座流星群である。
2015年は1月4日午前4時30分に極大を迎えるのだが、月の明かりが強く観測条件は最悪なようだ。
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しぶんぎ座流星群がやって来るのは2015年早々の1月4日深夜4時30分。
流星群自体は1日~4日までの間に観測され、2015年の極大期となるのは4日深夜、さらに太平洋側では晴れることが多いと思われるため観測条件は最高の流星群である。
1時間に20~40の流星が見られ、多ければ60個以上が観測できるが当日になってみないと詳細は分からない。
しぶんぎ座という名前はあまり聞き慣れない。 それも当然で、なんと現在しぶんぎ座という星座は存在していない。 1928年に国際天文学連盟が多く作られ過ぎた星座を管理するために88個の星座(ギリシャ神話にゆかりのある星座)を残し、多くの星座を廃止した中にしぶんぎ座流星群が含まれるのだが、当時すでに観測されていたしぶんぎ座流星群の名前はあくまで星座の名前でなかったために現在まで使われる名前となった。
ちなみにしぶんぎとは象限義(しょうげんぎ)といわれ、航海などの際に緯度を割り出すために使用された計測器である。 当時しぶんぎ座があった位置、つまり現在の流星群の放射点にはりゅう座・ヘラクレス座・うしかい座・北斗七星に囲まれた場所に位置し、見える方角は丁度北東の方角高さ45°のあたり。
新年の始まり、綺麗な流星群を目に焼き付けよう。
1月4日は全国的に晴れが予想されているが、日本海側は雨で観測条件は最悪である。また、晴れが予測されている地域でも月の影響で流星群の観測は難しいだろう。