ツタンカーメンを筆頭とし、アイスマンやラ・ドンセラのように昔の人間がミイラとなって現代に姿を現すことがある。
1991年にアルプスのエッツ渓谷でも5300年前のミイラが発見され、現在はイタリアの考古学博物館に展示されて多くの観光客の目に触れるようになった。しかし、このミイラには不思議な噂と悲劇が存在し、まるでツタンカーメンの呪いを彷彿させるかのように関係者を巻き込んだ事件となったことはあまり知られていない。
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後にエッツィの呪いと呼ばれるようになった悲劇。最初の犠牲者はミイラを素手で遺体袋に移した法医学者で、エッツィに関連した報告のために学会に赴いた際に交通事故によって命を落とした。
ミイラ発見の際にガイドを担当していた人物は、後に登山をしていた時に自分だけが雪崩に巻き込まれて命を落とした。
ドキュメンタリー撮影のために遺体収容や修復作業を撮影していたジャーナリストは脳腫瘍により死亡。
エッツィの発見者である登山家は2004年10月にエッツィの発見現場で滑落している所を発見された。また、この登山家の遺体を発見したレスキュー隊長は、その葬儀に出席した1時間後に心臓麻痺で突然死。
2004年4月、調査チームリーダーだった人物が多発性硬化症で死亡。その半年後の10月21日にはエッツィのDNAを研究していた博士は原因不明の突然死。
発見後に関係者7人が死亡しているエッツィ。果たして博物館にてその姿を見ている人は無事なのだろうか。