世界中に残る貴重な絵の中には不思議な逸話が残っている物がある。
立派な芸術である絵には作者の思い入れや強い執念と共に描かれたという経緯があることから、昔から絵には人間の思いが乗り移っていると考えられていたからだ。
そんな絵の中で、最も作者の思いや執念を感じることの出来る絵を紹介しよう。
スポンサードリンク
「もだえ苦しむ男」The Anguished Manである。
タイトルからして危険な匂いがするこの絵。なんと作者自身の血と絵具を混ぜて描かれたもので、完成と同時に作者が自害しているという曰く付きの絵だ。
絵はイギリスのショーン・ロビンソン氏が祖母宅の納屋から発見された。当時祖母宅では不思議な怪奇現象が起きていて、それが孫に移ることを危惧て警告を出したのだがそれを無視したロビンソン氏は自宅に絵を持ち帰ってしまったという。
その影響なのか、さっそくロビンソン氏の自宅で怪奇現象(ポルターガイスト)が発生した。
絵そのもの奇妙さや描かれた経緯の不気味さから多くの人が注目したのかこの絵はたちまち話題となって世界中の人々に知られるようになった。
まさに現代の呪いの絵といったところで、実際に絵の周辺では不思議な白い影のようなものが目撃されるといった現象が相次いでいる(今のところ命が危険にさらされるようなものではない)。
我々の身近にも不思議な絵が無いだろうか。もしあれば、それは曰く付きの絵かもしれない。