日本のような清潔な国に暮らしているとどうしても避けて通れないものはアレルギーの存在だ。
食べ物を摂取することによるアレルギーやアレルギー物質を取り込むことによるアレルギーによって苦しんでいる人は多い。
そんなアレルギーの中にゴキブリアレルギーという項目が新たに誕生したことをご存じだろうか。
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現在アメリカの都市部ではこのゴキブリアレルギーが流行の兆しを見せ、ゴキブリ喘息として社会問題になっていることはあまり知られていない。これはゴキブリの糞・体液・死骸の一部を体内に吸い込むことで喘息を発症するというもので、既に日本でも発症例が報告されている。
ダニとハウスダストの双方に対してアレルギー反応を示さなかったにもかかわらずアレルギー性喘息を発症した患者、当初はストレスが原因とされていたのだが、入院によって家を離れた途端に症状が改善したことから原因は家にあるのではないかとされ、調査の結果ゴキブリアレルギーであることが判明した。
そこで日本ではView アレルギー 33(33項目)を2014年4月1日からView アレルギー 36に改めた(33項目に追加された3種類の中にゴキブリがいる)。
ゴキブリはとても綺麗(ゴキブリ自体の衛生)とされるように、特に毒を持つわけでもなく、そのビジュアルが不快で嫌われる原因となっていたのだが、ダニの場合は刺されるよりもその死骸を吸い込む方が危険とされることもあるように、ゴキブリの場合も実際に体に触れるよりも、殺した後にその破片を誤って吸い込む方が危険と認識されるようになる日も遠くないだろう。