医者の考えるタバコの適正価格は1箱1000円~1400円
タバコの価格が右上がりな現在、
喫煙する人にとっては泣きっ面に蜂となる調査結果が公表された。

医者の考えるタバコの適正価格は
1箱1000円~1400円であるというものだ。

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この調査は医師・医療従事者向け情報サービスサイトを運営するケアネットはこのほど、同社医師会員に対し「タバ コおよび喫煙者との負担に対する意識調査」を行ったものに対する回答である。

1fa11b37 医者の考えるタバコの適正価格は1箱1000円~1400円その結果、医師の過半数以上がタバコは1000円以上に値上げするべきであると考えていると判明した。

医師たちが値上げを訴える理由は主に2つである。

・若年層が手を出せなくなる
・自己抑制が働く

といったものだ。

他にも
「COPDなどのタバコが原因の病気に対しては自己負担割合を増加させるべきである」
という意見も聞かれた。

若年層が手を出せなくなるという理由はタバコの価格改定の理由として以前から指摘されてきた。
現在のタバコの価格を考えると十分若年層も購入可能であると考えられることから、現在のタバコの価格はあくまで税収を上げるための措置であり、過度な値上げによる消費者離れをさけるために値上がり幅は少なく抑えられ、若年層の購入に対する対策は値上げではなくタスポの導入などによって解決を図った形だ。

自己抑制が働くとの指摘は、価格改定以前から喫煙者の間で指摘されていた。
値段が上がったから禁煙への意欲大きくなり、結果的に卒煙できるという指摘が多かった。
蓋を開けてみれば、たばこ値上げ効果はあくまで節煙に留まり、禁煙宣言をした人は喫煙者の60%で、実際に禁煙に挑戦したした人は40%であった。
禁煙に挑んだ40%のうち60%が1か月以内に喫煙を再開した。

タバコの値段改定前までは
「値上がりしたらタバコを買わないから今のうちに買い溜めする」
という意見が多く聞かれたが、実際は値段が多少なら上がっても吸い続けるという結果が出た。

そもそも日本のタバコの価格はほかの先進国と比べて安いのではないかという指摘があった。
1328491371 医者の考えるタバコの適正価格は1箱1000円~1400円
トリップアドバイザーより

世界的に見れば意外にも日本のタバコの価格は安価ではないが、先進国で比較すれば日本のタバコは比較的安価であり、各国の物価を考慮すれば本来日本のタバコの価格はさらに高額であっても不思議ではない。

多くのタバコの害が叫ばれる中で、
健康と金を秤にかけたとしたら1箱5000円でも安すぎると言えるかもしれない。

失った健康は金で買えないのだから。