台風から身を守る防災方法とは?
日本に住んでいると避けては通れない自然災害、台風

台風が接近すれば時として大きな災害となって人間に襲い掛かり命が危険にさらされることもある。

そんな台風から身を守るために必要な知識や行動とは一体どのようなものなのか。

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予備知識として、台風情報の見方。
例として2013年台風18号の予測進路
 台風から身を守る防災方法とは?

台風情報に必ず載っている予想進路上の白い丸、
名前は予報円といい、この円の中に台風の目が入る確率が70%という意味である。

この予報円に対して、台風の大きさが大きくなっているとか、被害の範囲を示していると多くの人が誤解しているが、実際は上記のような意味である。
予報円上の日時まで台風が存在している場合を仮定しているものであるため、場合によっては早い段階で温帯低気圧に変化することも可能性としては有り得る。

し か し

たとえ予報円の範囲が広域であったり、自分の住んでいる地域に予報円が重なっていないというだけで台風が来ないと考えることは時期尚早で、台風に限らずどんな災害でも常に最悪の状況を考え、計画を立てて行動することが自身の身を守る一番大切な事である。

では具体的にはどうすればいいのだろうか

家で台風を迎える場合

1 家中の雨戸をしっかり閉める

2 植木鉢やゴミ箱など、飛ばされる可能性のあるものは事前に家の中に入れておく

3 家の外にある側溝や排水溝の水はけを良くする(水が溢れて屋内に入らないようにするため)

4 いつでも避難できるようにしておく

避難する場合

1 あらかじめ避難場所を決めておく(公民館などの位置の確認)

2 常に最新の台風情報に耳を傾ける

3 非難時に使う荷物はあらかじめまとめて、いつでも取り出せる場所に置いておく

4 自治体の避難命令には絶対に従い、単独で避難をしない決定は絶対にしてはいけない

5 避難命令が発令された場合、あらかじめ決めた避難場所もしくは指定された避難場所に素早く避難する(避難が遅れると台風が接近して避難そのものが困難になる)

6 川や水路に絶対に近づかない(急な増水で流される危険が非常に高い)

7 崖崩れが起きそうな場所はできるだけ避けて通る(事前に土砂崩れなどの予測は難しいので、あえて近寄らないようにする)

8 避難中はヘルメットなどを着用する

豆知識

多くの人の通勤通学の手段となっている電車が台風の影響で運転見合わせになることは珍しいことではない。そこで思い出してもらいたいことがある。
JRは強風や豪雨で運転見合わせしているのに私鉄は運転している
という状況だ。

この現象に
「JRがサボっている」
「JRが運転を見合わせている隙に私鉄が儲けようとしている」
と言う人達がいるが、実際はJRと私鉄の規定の違いから起きている現象である。

JRの場合

風速15m以上で徐行運転
風速25m以上で運転見合わせ

私鉄の場合

風速20m以上で徐行運転
風速30m以上で運転見合わせ