最近になってこの名前を聞く機会が増えたのではないだろうか。
「ゲリラ豪雨」。
特に夕方から夜にかけてのニュースで名前を聞くことが多いこの現象。カタカタ文字であるから少し可愛らしいイメージが先行してしまうが、実際にはとても危険な自然現象なのだ。
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ゲリラ豪雨とは比較的狭い範囲の中で1時間に100mm以上の猛烈な雨を意味し、長い時間雨が降り続ける大雨と違い、近年日本で発生している異常気象を代表するものとなっている。
気象庁では一般向けにゲリラ豪雨と表現することがあるが、正式な警告を発する場合には記録的短時間大雨情報という表現を用いる。
ゲリラ豪雨は短時間に多くの雨が集中するという特性上、降った地域の本来想定された排水機能を上回ることが幾度かあり、各地でトンネルの水没や排水溝から水が溢れるといった現象が起きている(都市部の下水道は1時間に50~60mmを想定している)。
これは多くの物が水に浸かるだけでなく衛生面からも非常に危険である。
ゲリラ豪雨が頻繁に発生する原因としてはヒートアイランド現象が大きく影響していると考えられていて、今後も頻繁に発生するどころかその回数が増えるのではないかとされている。
ゲリラ豪雨(記録的短時間大雨情報)の警戒情報が出たら細心の注意を払うようにしていきたい。