symian virus 900x620 ウイルスと宇宙の関係、目には見えない脅威か。
毎年我々の前に現れるインフルエンザ。

あまりにも頻繁に耳にする機会の多いこの病気を引き起こすウイルスをインフルエンザウイルスというのだが、そんなインフルエンザウイルスは宇宙の影響を色濃く受けているという説があることはあまり知られていない。

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ウイルスは他の生物の体内に入り込むことではじめて活動を開始する遺伝子の塊のような存在だ。

仮に宇宙空間(地球の大気中等を含む)を漂っていたとしてもその機能は失われず、一説によるとウイルスは紫外線(太陽系周辺では太陽から発せられるもの)の影響を受けて遺伝子情報の変異(突然変異)を起こし、他の生物に入り込んで未知の病気を引き起こすとされている。
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近年上記の説を発展させたものとして、太陽の黒点爆発と地球における新型インフルエンザ流行には因果関係があるとされるようになってきたことを知っているだろうか。

黒点爆発によって地球に太陽風(荷電粒子)が到達し、その影響によって変異したウイルスが地球の磁場で北極上空に集まり、北極上空から舞い降りる際に周辺の渡り鳥の体内に入り込んで新型インフルエンザになって人間の脅威となるという考え方だ。
sun eclipse 01 900x506 ウイルスと宇宙の関係、目には見えない脅威か。
一見すると強引な説にも聞こえるかもしれないが、実際にウイルス変異の原因の1つとしては理にかなったものであると支持する声も多い。

ちなみに宇宙とウイルスの関係を実験したものとして実に興味深いデータがある。

食中毒の原因として知られているサルモネラ菌を宇宙と同じ無重力くっかんで繁殖させると、そのDNA内の遺伝子情報が大きく変化することが明らかになったのだ。

その菌を使ってマウス実験をしたところ、変異前のウイルスでは半数以上のマウスが生き残ったのに対して変異したウイルスでは90%のマウスが死んでしまったという。
child of eden space whale ウイルスと宇宙の関係、目には見えない脅威か。
宇宙が地球のウイルスに影響を与えて既存の生物を脅かすことになる可能性を示唆するこのデータ。人間にとって未知の脅威は宇宙ではなく、宇宙の影響を受けた地球なのかもしれない。