オクラホマ州でコオロギが大量発生し、町中を覆い尽くしている。
これはbrownfield-cricketと呼ばれる種類のコオロギが大量発生したものとみられている。
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コオロギが大量発生したのはアメリカオクラホマ州。
この地に生息するbrownfield-cricketという種類のコオロギが交配の季節を迎えたために大量発生を引き起こしたとされている一方で、専門家は今年の天候が大量発生の大きな原因ではないかと推測している。
実際のところ、オクラホマ州ではこのようにコオロギが大量発生することは決して珍しいことではない。
毎年、夏の終わりとともにコオロギが交配のためにの集まるのだが、それは多くのオクラホマの人々にとっては見慣れて光景だった。しかし今年は今まで以上に大量のコオロギが発生してしまった。
オクラホマ州では7月と8月に雨が降ることが多く、今年は特に湿った季節になったためにコオロギにとっては絶好の環境だったとされている。
人間にとって運のよくない天候であったたが、コオロギにとっては幸運だったのだろう。
現地メディアによると、住人が受けている被害はコオロギの気持ち悪さだけではないという。
その被害の最たるものは騒音と悪臭だ。
数えきれない無数のコオロギが夜通し鳴き続ける。1匹ならまだしもそれが絶え間なく周りから聞こえてくることが住人の大きなストレスとなり、中には眠ることができないと訴える住民もいる。
また、コオロギは共食いをする習性があるため、町中でコオロギの死骸が散乱し、それが残暑の中で腐敗し始めて周囲にとてつもない悪臭をばらまいている。
専門家は、今回のコオロギの大量発生による被害は長ければ8週間、約2ヵ月近く続くのではないかと推測している。
これにより、現地では時間が過ぎるのを待つしかないとの声も聞こえている。