世界中で人口爆発や異常気象による人類の食糧不足が指摘されている現在。
各地で食糧危機に対する対策が進んでいて、より多くの食料や栄養価の高い食料の開発がキューピッチで進んでいる。
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そんな未来の食料の中には我々の想像を超えた存在が、超巨大ウサギも含まれている。海外では巨大なウサギがペットとして飼われている場合がある。中でもドイツのハンス・ワグナー氏の飼っている体長1mの巨大ウサギの姿をニュース等で見たこある人がいるかもしれない。
地元メディアで取り上げられて有名になった巨大ウサギにはハーマンという名前が付いていて、体重は8kgにもなり1日に必要な食糧は2kgになる。この巨大なウサギは突然変異によって誕生した巨大種というわけではなくジャーマン・ジャイアント・グレイという種類で、ブリーダーによる品種改良によって食料用として生み出されたウサギである。
ちなみにドイツではウサギの肉が販売されていることも多く、2007年には北朝鮮の政府関係者が同国内の食糧事情を改善しようと巨大ウサギを飼うブリーダーの元を訪れたことが日本でもメディアに取り上げられた。
食料として期待される一方で現時点ではその維持にも多くのコストが必要とされることから、巨体をいかに維持したまま繁殖と成長を持続させるかという研究が進んでいるとされている。
この巨大ウサギには未来の食料としてだけではない一面もある。
2006年の4月にイギリスで巨大なウサギに畑が荒らされる事件が発生した。大きな足跡を残し、畑の野菜を粗方食い荒らしていたウサギは最終的に退治されたと報道されたのだが、人間の食料になりうる存在が野菜に対する脅威になる可能性が垣間見えた事件として人々に認識されることとなった。