我々が普段耳にしている生物の進化論。
誰もが当然の様に生物は進化したと考えるようになった根拠となっているが、実際に生物の進化の過程はほとんど判明していないことも事実だ。
しかし、そんな進化論を肯定する根拠となる可能性の高い記録が残っている。
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そんな進化論を肯定する可能性の高い記録が取られたのは18~19世紀のロンドンでのことだ。
当時のロンドンは産業革命の影響で煙突が立ち並び、その煤煙で周囲の空気が黒く汚れていて、空気だけでなく樹木までが黒く染まっていた。
そこに生息していたオオシモフリエダシャクという蛾は、白い色をしていて樹木に止まると保護色になることで敵の目を欺くことが出来たのだが、周囲の樹木が黒くなると自身の体の色が保護色ではなくなり結果的に敵に発見されやすくなってしまった。
すると奇妙なことに、それまで白色だったオオシモフリエダシャクの個体の中に黒い個体が出現し始め、1950年代になるとそのほとんどが黒い色になってしまった。
工業暗化と呼ばれるこの現象に着目したのがバーナード・ケルトウェル。
彼は工業暗化は短い期間の急速な進化であるという内容の論文を発表。しかし大気汚染が時代が進んで大気汚染が減るとしだいに白い蛾が現れ、今ではほとんどが白い蛾に戻っている。
これは蛾が短期間に進化したものであるとして進化論肯定の証拠になると考える者達もいれば、進化は不可逆的なものなので進化したのではなく突然変異を起こした結果であると考える者もいる。
我々が当たり前のように考えている進化論。実は確固たる証拠が見つかっていないことは意外だろう。
東京の鳩もこの二十年で以上に黒くなったな
昔は青みがかった綺麗な灰色した鳩が多かったのに
最近は真っ黒な鳩が多い
大気の汚れで黒く染まってしまったのか
カラスに近い体色になることで生き残ろうとしているのか