海のシーズンがやって来ると海水浴のトラブルが付き物となってくる。
水のトラブルはもちろんのこと、中には海の生物によって思わぬ災難に見舞われてしまう場合も少なくない。
例え生物に見えなくても思わぬ形で人間に牙を向く場合がある。
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イソギンチャクは岩の上に定着している生物で(決して岩自体が生物なのではない)、魚等の餌が近くを通ると職種から毒針を出して捕獲する。仮に人間が触れてしまった場合でも毒性が強いわけでは無いので人体への影響は殆ど無いのだが、中でも沖縄周辺に生息しているウンバチイソギンチャクは世界でも最も危険なイソギンチャクとして認知されている。
ウンバチイソギンチャクは(ウンバチ=海の蜂)という名前からもわかるように、イソギンチャクの中では世界最強の毒を持っていることで知られ、刺された途端に激痛が走り患部が大きく腫れ上がる。完治には1年近くかかるともされ、治療が遅れてしまった場合には患部が壊死してしまう危険性も秘めている。
一説によると毒のショックで死に至る事例も報告されているという。
このイソギンチャクが危険極まりない理由はその毒性だけではなく、海藻に覆われて岩のように見える見た目である。近づかなければ判別困難で、うっかり岩と間違えて踏んでしまうという事故が後を絶たない。
せっかくの夏を棒に振りたくなければ海藻に覆われた岩には絶対に触れないようにしよう。