ロードオブザリングの主人公、フロド・バギンズの故郷であるホビット村。のどかな田園風景が広がる静かで平和な村。
まるで時間が止まったかのような感覚に陥る美しい村が現実になろうとしている。
これは単なるお遊びではなく我々の未来の在り方を示しているかもしれない。
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この場所に建設が計画されているホビットの里(以下ホビット村)はロードオブザリングを模したものではなく、ある意味で最先端のライフスタイルを提案するでものあるという。
ホビット村は映画のファンを対象とした施設ではなく、環境にやさしいライフスタイルに関心がある人、自然が好きな人が対象なようだ。映画のファンで自然が好きな人ならば、一度は訪れる価値がある場所だろう。
村のコンセプトは消費である。既存の環境保護テクノロジーはいかに資源を効率よく消費できるかという点を重要視しているが、このホビット村はいかに資源の消費を少なくするかということをコンセプトにしている。
目的はあくまで環境保護だ。
計画インスピレーションはウェールズに既に存在している通称エコビレッジという村
計画の発案者となったのはサイモン・デール氏(Simon Dale)で、これまでにも上記のエコビレッジで10年間もの間生活するなど、環境問題を深く考えたライフスタイルを送ってきた。
彼はこの計画をの詳細として、村にある最も最新の設備はIH調理台でそれ以外のものは全て土・木・草などの自然の素材で賄うと語る。同時にこの村の情報を世界中に広め、観光客を誘致することや、エコ生活によって地元の農業などが活性化すれば地元経済が潤い雇用を生み出す効果も期待できるという。
最初は住宅350戸の建設を予定していて、天井の高さは3.5mほどになるという。(イメージ画像)
懸念があるとすれば、村そのものではなく観光客がが落とすゴミだろう。環境保護とエコ生活を提唱するこの村が、訪れる観光客によって汚されるという皮肉な結末が待っているかもしれない。そのような場合は一切のゴミになるものは持ち込み禁止という措置が取られるかもしれないが(そこでも荷物預かり所など雇用創出ができる)、実際に観光客が持ち込むゴミを完全にシャットアウトすることは容易ではないだろう。
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