c044f340 HIVウイルスの消滅に世界で初めて成功!
多くの人にとって寝耳に水だろうというニュースが飛び込んできた。

アメリカで報道されたニュースによると、母親から母子感染した新生児のHIVウイルスが生後30時間に抗ウイルス薬投与を始めたところ、見事に完全に消滅したと発表した

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前提として、HIVウイルスとエイズの違いを説明しておくと

HIVウイルスは正式名称
ヒト免疫不全ウイルス(Human Immunodeficiency Virus HIV)
エイズ(後天性免疫不全症候群)(Acquired Immune Deficiency Syndrome  AIDSを引き起こすウイルスである。

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エイズはHIVウイルスによって体に症状が発生した場合に付けられる病名のことである。同時に、HIVウイルスに感染しているからといって必ずエイズを発症するわけではない

つまり、HIVはウイルスの名前で、エイズは病名なのである。

エイズが世界的に恐れられている理由はその症状で、HIVウイルスが体の免疫機能を破壊してしまうことによって、あらゆる病気(本来ならばほとんど無害なものを含む)を発症させるトリガーになるからである。

例えば、ただの風邪でもエイズ患者にとっては命に関わる一大事となり、軽い切り傷などもなかなか治らなくなる。

HIVに感染したから危険というわけではなく、免疫がなくなり他の病気になる可能性が飛躍的に上がるから危険なのだ(HIVに感染=死ぬというのは大きな誤解である)
HIV Epidem HIVウイルスの消滅に世界で初めて成功!
これまでにHIVウイルスに対する抗ウイルス剤が研究されてきたが、あくまでHIVウィルスの増殖やエイズの発症を防ぐ程度のものでしかなかった。
しかし、今回の実験では条件が限定的ではあるもののHIVウイルスを消滅させることに世界で初めて成功したのだ
HIVは完全に消滅させることは出来ないとされてきたため、当然のように懐疑的な意見が出たが、子宮内でのHIV感染を裏付けるデータを示されたために実験の成功は証明された。

今後の課題は早急な実用化や、ウイルスを消滅することができる条件を発見することだろう。
また、本格的に実用化できれば世界中の多くの人の希望となるのは間違いない。

懸念材料はHIVウイルスが変異しやすいウイルスであることだろう。

HIVウイルスは1日に100億個増殖し、そして1万個に1個の割合で変異型(新型)エイズウィルスが誕生する。つまり、1日に1万種類の新型ウィルスが誕生している計算になる(実際には体の免疫細胞が戦っているために増え方はここまで極端ではない)。

HIVのワクチンが作れない理由は新型ウイルスの発生に追い付かないからである。

一般的にHIVは感染しやすいと考えられがちで(感染しないわけではないので注意は必要)、人によってはインフルエンザが感染するかのごとく、HIV患者が細菌をまき散らしているような誤ったイメージを持っている人が多い。

そのことがHIV・エイズ患者に対する偏見となってしまう場合がある。
実際にHIVウイルスは空気中や水中に出ると感染能力を無くしてしまうため、多くの人が思っている空気感染などは起きない。風呂や唾液や汗では感染せず、蚊やコップの回し飲みなどでも感染しない。
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