高知県室戸岬沖の定置網の定置網で7月と8月にリュウグウノツカイが大量に捕獲されていたことが分かった。
リュウグウノツカイは深海魚であるため、
本来は人間のいる海面付近に姿を現すことは稀な生物である。
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このリュウグウノツカイは4回の定置網で合計81匹捕獲された。
例年の室戸では年に数匹捕獲されるかどうかであり、
この2か月間はこれまでにない量が捕獲され漁師たちも困惑している。
リュウグウノツカイについてはコチラの記事中盤
リュウグウノツカイは日本海側の福井県でも8月6日に発見されていて、
日本海側と太平洋側の両方の海域で発見されたことになる。
専門家は
「風の向きや強さ、潮の流れが変化し、深層から海流が湧き上がったためでは」
と述べているが、深海の水温は表層部と違い空気中の気温の影響を受けにくいと考えられているため、
実際の原因は海水温ではないとの指摘もされている。
このニュースが話題になっている理由は、リュウグウノツカイの出現が地震の発生と因果関係があるのではないかと考えられているからだ。
その因果関係とは、地震を発生させるのは深海に存在するプレートの境目に何らかの異変が生じることで、本来ならば深海に生息しているはずのリュウグウノツカイが海面まで上昇してきたというものである。
ちなみにリュウグウノツカイは昔から不幸の前触れとされ、
それには世界各地の人魚伝説が関係している。
日本だけでなく世界的にも人魚は不吉なものとされていることが多い。
人魚はジュゴンを見間違えたものという説もあるが、もう1つ興味深い説があり、それはリュウグウノツカイが人魚と見間違えられたのではないかというものだ。
リュウグウノツカイを人魚と見間違えたという説は、人魚が不幸の前触れとされる理由として、何らかの原因で海面まで上がってきたリュウグウノツカイ(人魚)を見た後に、地震や海底噴火などの自然災害に見舞われたからというもの。
人魚(リュウグウノツカイ)を目撃することは不吉(自然災害)の前兆という説は
科学的に確定しているものではないが、同時に否定もされていない。
どのような原因であれ、深海生物が大量に捕獲されたということは
地球に何かが起きていると考えるのが最も合理的だろう。