giant squid3 日本海各地でダイオウイカが漂着!2014年1月だけでも4体!
2013年、小笠原諸島にてダイオウイカの生きた姿が撮影され一大ブームとなったダイオウイカ。

ダイオウイカへの関心が一層広がる中、日本海側各地で次々とダイオウイカが発見されている

2014年1月だけでもすでに4体と、これまでにないダイオウイカの当たり年となっているようで、その原因としても多くの説が囁かれている。

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2014年1月だけでにすでに4体もの発見が報告されている。

1月4日、富山県氷見漁港で体長3mのダイオウイカが捕獲され、競りに掛けられるも買い手がつかないため(ダイオウイカはアンモニア臭が強く食用に適さない)処分された。

1月8日、新潟県佐渡市沖にて体長4m、メスのダイオウイカ生きて泳ぐ姿が撮影される(生きて泳ぐ姿が撮影されるのは珍しい)。

1月19日、新潟県柏崎市にてダイオウイカのものとみられる長さ1.2mの足が漂着する。

1月21日、鳥取県岩美町の海岸に体長3.4mで触腕(2本の長い足)の無いダイオウイカの死骸が漂着する。仮に触腕があれば体長は8mであった可能性が指摘されている。

これだけの短い期間に、それも日本海側のみでダイオウイカが発見されることは珍しく、1ヶ月4体という発見数も前例が無い。
pict0076 news 日本海各地でダイオウイカが漂着!2014年1月だけでも4体!
これだけのダイオウイカが人間の前に姿を現した理由としては、専門家の間でも

・海水温の変化(深海の温度が下がったため、表層に上がってきた)
・海中の酸素量の変化(深海に溶け込む酸素が減り、酸欠となって表層に上がってきた)
・ 地殻変動(断層動きが電磁波を発生させ、それを嫌い表層へ上がってきた)
・海流の変化(海流の流れが変化し、深海水温や生態系に変化があった)
・汚染物質(人間が放出した汚染物質が深海に溜まったために表層へ上がってきた)
・ダイオウイカブーム真っ只中であるため、これまで報道されていなかったダイオウイカ漂着が必要以上に騒がれているだけ

といった多くの見解が出ている。

専門家の間でも現時点では結論を出しかねるようで、今後のさらなる研究が待たれる。また、地震との因果関係も指摘されるなど、ダイオウイカ漂着は単に珍しいだけの現象ではなくなってきている。
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ダイオウイカは深海600~1000mの深海に生息し、定置網を仕掛ける深さである30~100mとは異なる場所となるため捕獲例や目撃例が少ない。
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世界中で存在の痕跡(足)が発見されていたが、それらが遺伝子的に同一種であると判明したのも最近のことである。

寿命も3~4年と意外にも短い。

2014年は記録的なダイオウイカの当たり年となるのだろうか。