北海道で珍しい化石の発見が報告された。
どうやら新種の恐竜の全身骨格と思われる骨が発見され、鑑定の結果ハドロサウルスという草食恐竜の仲間であることが判明した。
確定はしていないものの、日本で新種の恐竜が発見されることは珍しい。
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北海道大学博物館の鑑定の結果、化石の正体は草食恐竜のハドロサウルスに近い種類で、新種の可能性もあると見られている。
ハドロサウルスは北米大陸で初めて発見された恐竜として知られ、体長は最大で12mになる。これまで発見された場所は北米大陸のみであることから、その生息地も同様に北米大陸であると考えられてきた。
仮に北海道で発見された化石の正体が新種ではなく既存のハドロサウルスであった場合、北米大陸に生息していた恐竜が実際には他の地域にも生息していたことを示すものとなる。新種の恐竜であった場合、日本で新たなに発見された恐竜として認知されるようになり、ハドロサウルスに似た種類の恐竜がなぜ発見されたのか、当時の地形や生態分布を解明する手掛かりとなるだろう。
日本でこれまでに発見された新種の恐竜はたったの4体。
福井県で発見されたフクイラプトル・フクイサウルス・フクイティタンと福島県で発見されたフタバスズキリュウである。
フクイラプトル
フクイサウルス
フクイティタン
フタバスズキリュウ
今回発見された恐竜が新種であれば日本で5体目の恐竜発見ということになる。