zoom インドで大気汚染が深刻に、一部地域では中国を上回る数値が計測される。
幾度となく世界中の大気汚染問題が取り上げられてきた。

主に新興国であるBRICs(Brazil, Russia, India, China, South Africa)の国々で大気汚染問題が指摘され、中国やブラジルをはじめとし、経済成長を急ぐあまり環境や人間の健康への配慮がおろそかになり結果的に深刻な環境汚染が広がっている。

そんな新興国であるが、どうやらインドでも深刻な大気汚染が広がっているようだ

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日本ではあまり知られていないが、実はインドの大気汚染問題は今になって始まったことではなく、2010年の時点ですでにその危うさが、大気汚染の原因である微小粒子状物質が(PM2.5など)2005年に比べて倍に増えていると具体的な数値で指摘されるなど、インドではある程度認知されていた。
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中でもインド最大の都市である首都ニューデリーでは、深刻な大気汚染問題が表面化することになり、これまで幾度となく報道されてきた中国の大気汚染よりも汚染物質の濃度が高い時もあるなど、その深刻さは徐々に拡大し、さらにはそこに住む多くの人の命に関わる問題となっている。
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そしてインドの大気汚染は中国のそれとは少し性質が違う

原因こそ自動車の排気ガスや稲作の稲を不用意に燃やすことによる汚染物質発生であるが、規制を行ってもそれが効果を伴わない(取り締まる側まで手を抜いて取り締まらない場合もあるため、実際に取り締まられる機会が少なく、悪質な自動車が多すぎて規制すらままならない)。
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中国の場合はあえて規制をしていない場合や、五輪開催時のように規制をする場合など、国による規制がある程度出来ているが、インドはまさに無法地帯の様相を呈している

IT大国と名高いインドだけに、この事実を意外に思う人は多いだろう。

また、規制が進まなければ更なる被害を招くことにもなりかねない。