ペンタゴンリポートという極秘文書の存在を知っているだろうか。
未来の地球における環境の変化をアメリカ合衆国国防省(通称ペンタゴン)が独自にシミュレートしたもので、2003年にイギリスの新聞によってリークされた文書である。
その内容は近い将来(2011~2020年)の異常気象や、環境の変化に伴う情勢の乱れなどを予測したものだった。
スポンサードリンク
文書には2010~2020年の間に地球を襲う異常気象や、食料や資源の不足から各地で小規模な紛争が発生すると予想されていた。
他にも地球温暖化に触れた項目があり、温暖化の根本的な原因は温室効果ガスではなく太陽活動の一時的な異常であるとしている。
以上がペンタゴンリポートの大まかな内容であるが、この文書には地球環境の変化にさらに踏み込んだ部分も存在する。
グリーンランドで調査を行ったところ、今から約8200年前に現在と同じような気候変動が起きていたことが明らかになったという。
8200年前、地球の一時的な温暖化とそれに伴う異常気象のすぐ後に氷河期が訪れ、地球全体の環境を激変させたという。
ペンタゴンリポートによると、温暖化が突如として氷河期へと変貌を遂げた理由は「海流」とされている。温暖化によって極地の氷が溶けだすと海の塩分濃度が変化してしまい、それが海流の流れの変化を、最悪の場合には海流の活動停止を招く。
その結果欧米地域では急速な気温低下が進み、極地の寒気で構成されるスーパーストーム(デイアフタートゥモローのモデル)と呼ばれる巨大な嵐が発生する可能性があるとされている。
2014年現在、各地で気候変動や資源が原因となった紛争や大きな気候変動は起きていない。
2020年まで残り6年、ペンタゴンリポートは現実になるのだろうか。